いざ、ジオラマ作り!番外編

番外編 ちょっと筆休め

 ジオラマ作りは根気と頭を使い、さらに納得のいくように事を進めるのはなかなか難しくなります。というのもある程度の知識がついてくると、「前回の作品よりもいい作品にしたい」と思うようになると同時に「こんなことも試してみたい」など、煩悩に苛まれてしまい、結果として次の一歩がなかなか進まなくなってしまいます。なので、今Nさんは前回よりも自分の納得のいく作品になるように取り組まれていますので、少し時間が経過してから記事にしようと思います。

 これは皆さんも通る道なので、大変だと思います。さらに経験を積むと頭の中で出来ている物と目の前で作っている物の差が気になってしまい他人から見れば「問題なし」でも、自分な中では全く違うという事になります。なので、他の人から意見を聞くことも大切であると思いますが、自分との勝負でもあるので、妥協の産物とならない様かつ肩ひじ張った作品にならないよう注意しながら、地道に頑張って頂きたいと思います。

 今回はあまり進んでいないようなので、夏のJAMの時にNさんが見本で作られましたので、まだご覧になっていない方や作品を全く作った事の無い方はよかったらご覧になってください。サイズは27センチ×27センチの四角いボードです。人によっては27サンチの方が良いかもしれません。(もっと言へば28サンチの砲がいいかも知れません。分かりますかね。)

 これくらい小さなサイズになると既製品の線路を使うよりもフレキシブルレールを曲げて使った方が良いのですが、きれいに円を作るのはとても難しいです。

 ゆがみがあるとどうしても走行性に難が出てしまいますし、それよりも見た目が悪くなってしまいます。

 小さなベースボードの上に線路を敷いただけだと、どうしても単調なってしまいますが、所々に人形を配したり、お花を咲かせたりして生き生きとした作品になっています。ベンチの上にいる黒猫がかわいらしいです(寝ていてタンゴは踊っていないようです)。

 小さなサイズに幾つかの要素をいれると、駅舎ではなくご覧いただいているような建物でも自然に見えるのが、ナローゲージならではの魅力かも知れません。

 作品はその人の物の見方が反映されるので、作者にどの点を気を付けたのかやどこが気に入っているのかを聞くと色々と皆さん答えてくださいます。

 樹木をうまい位置に置いたと思いますが、ここら辺はポイントが高いと思いますがどうでしょうか。

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