アイザワ・オフィス(Ffarquhar)
フルスクラッチで模型を組みやすいものと言えば、建物ですが、ただ単に箱モノを組めばいいのではなく、自分のイメージする建物となるとハードルがそれなりにあがります。
さらにほかの人に「ああ、それそれ」と言われるようになるのには、単純に採寸を取ればいいというものではなく、適度なデフォルメやきれいな塗装も必要となります。そのため、作品には作者のとらえているところと再現性が色濃く反映されます。それゆえフルスクラッチで人に納得させる作品を作るのはとても難しいです。
今回のテーマは「Ffarquhar」(ファーカー)駅です。名前を聞いて「はて?」と思った方も、「きかんしゃトーマス」のオープニングの駅と言へば分かると思ひます。(その前にFを二つ重ねるのでどう発音するのが正しいのか分かりませんが、書籍等で「ファーカー」と記されているのでそのように解します)
相澤さん渾身の作品だと思いますが皆さんいかが思いますか。
キャラクター作品を作る方は結構いらっしゃいますが、その脇役である駅舎を作られる方は数がぐっと減ります。
確かに駅舎は脇役ではありますが、主役を引き立たせるためにはとても大切な要素です。脇役にもちゃんとスポットライトを当てるのはとても大切な事です。先日、相澤さんのジオラマ作品を見せて頂きましたが、どれもこれもきちんと主人公のキャラクター同様に、ストラクチャーにもきちんと焦点を当てています。
皆さんも、このようなストラクチャーを参考になさって作品を作ってみると、意外な自分の側面が発見できるとか、できないとか。