中津藩からやってきた ヤァ!ヤァ!ヤァ!

 中津藩士が江戸に自作の模型を持ってやってきました。参勤交代のため遠方からのお越しゆえ、色々な作品を作って持ってこられました。今回の紹介する作品はデイジーです。基本的にお菓子の箱や身の回りにある物を使って作品を作られていらっしゃるので、フルスクラッチに近い感覚です。

前面(まつ毛と目張りの感じが妙にリアルに出来ていて、それが面白いです。後ろにボコも写っています。)
側面(台車も紙とばねを使って実車のように見せています。)
後部(ランプやバッファーなどもよくできています。おそらく何かからの転用です。
この方は”だったら製品を買えば”ではなく、「”だから作る”」という人です。)
屋根(屋根もこの塗装の方がリアルです。)
顔(まつ毛が素晴らしくリアルに出来ていて、面白いです。付けまつ毛でせうか。この作例のやうに製品の顔に付けまつ毛を付けてみてもいいかもしれません。)
二台並ぶと(あまり意識しないと似た感じがありますが、並ぶとずいぶんと印象が異なります。
ディーゼルのコンビです。どちらも同じ人が作りました。コンビ名は「ボコ・デイジー」でせうか。)

 製品が出ている車両にもかかわらず、自作で頑張っていらっしゃいます。自分である程度の水準の模型をフルスクラッチで作れる方はいとも簡単に作られますが、模型を満足に作れないわたくしとしてはうらやましい限りです。

自作の模型は完全に自分オリジナルになるので、手間をかけた分が作品にそのまま反映されます。

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