本日のジオラマの間 3月25日

 本日は色々とゲストの方が来て賑わいました。皆さんそれぞれのテーマに沿って作品を作られていました。すこしづつご紹介します。

Hさんの作品 ①はじめての1/150のジオラマづくりです。普段は1/10から1/50くらいの模型を作られていて、スケールが小さくなるとデフォルメが必要となる事や諸星先生の解説を聞いて色々と学ばれていました。

Hさん②後で水辺を塗って、さらに桜の木を植えていました。小さい中にもちゃんと高低感が出ていて後で車両を乗せたらいい感じになっていました。

Iさん フレキシブルレールを使ってカーブをなだらかにされています。地味な作業ですがここが一番大切なところです。

Iさん 卦がいた線に沿って、少しずつ固定していきます。フレキシブルレールは広げてたいサイズに合わせられとても便利ですが、きれいに見えかつ脱線しない様に線路を這わせるのは結構時間が掛かります。

別のIさん トーマスの風景に出てくる山を作っています。スタイロフォームを張り合わせて鋸で切り落としていましたが、端で見ていたら、昔の氷屋さんの様な雰囲気でした。

Mさん① 以前からよく英国に行かれた際のお話を伺っていまして、ご自身が行かれた英国の風景を作品にされるそうです。実際の写真があると思い出と相まって、”行ったことのある風景を再現する事”はそれゆえ非常に難しいです。

Mさん② 写真が見本ですが、リアルを追い求めると模型ゆえのデフォルメと再現性の為に一つ一つの工程で悩みます。とくに実際の現場を見ていると写真では記録できない、その時の温度やにおい、風の感覚などなどはご本人にしかわからないので、それもまとめて作品になるといいですね。

Sさんの作品 この日はケーブルカーの動かし方にご苦労されていらっしゃっていました。メリーゴーラウンドもくるくると回るそうでこれからどのように設置されるのかが楽しみです。山下達郎氏の「動き出せメリーゴーラウンド 目を覚ませ ユニコーン」の歌詞が流れてきます。

補足 この日は諸星先生に木の作り方について色々と伺っていて、「桜や銀杏の様に隙間がある木を再現する場合は、太い枝の先に細い枝を付けて、そこに薄めたボンド水と桜なら桜、銀杏なら銀杏の粉をまぶして隙間のある枝の感じを出さないと雰囲気が出ない」と仰っていたのが、印象的でした。たとえ面倒でも”それらしい”というのを再現するのは結構手間のかかる事です。

けふは多くの方が見えて思い思いの作品を仕上げていました。

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