「ディジー」の原型はDMUと呼ばれる気動車で1950年代のMetro-Cammell製のLightweightタイプです。キャラクター製品はありません。実車は2両から4両編成のユニットですが、「ディジー」は単行で両運転台タイプなので原型模型から制作するには2両をつぶす必要があります。DMUにClass121,122などの単行の車両もありますが、側面の窓の形状が違うので、改造する模型を選択する際は、単行のClass121などよりも、Metro-Cammell Class101などの2両、3両セットの使用をお勧めします。トレーラー車側の前部を切り取り動力車側の後部に取り付ける改造を施します。色はTVシリーズに従うなら塗り替えが必要です。原作の物語の挿絵では、BR国鉄色のまま登場しています。「顔」は自作が必要です。

　NゲージはGrahamfarishから　Class101 , Class108が発売されています。Class101の方が前面は似ています。

　OOゲージはHornbyが旧Lima製品のClass101を発売しています。切り接ぎ工作に手ごろな価格です。Bachmann BranchlinesのClass101, Class101などもありますが、出来も良く切り刻むにはちょっともったいないです。また、DC Kitsからいろいろな型式のプラキットが発売されています。どうせ改造するなら価格的にもキット製品の方が取り組みやすいと思います。涙ぐましい改造記事はトッパットさまのオリエンタルソドー鉄道「きかんしゃトーマス模型動画工房」のサイトをご覧下さい。保存鉄道で走っているディジーはさすがに改造は施せませんので、単行のClass121などを利用しているようです。

　Oゲージでも同様にClass101のキットや予算があれば、Bachmann Brassworksの完成品を元に制作も可能です。

Nゲージ
　原型模型 　Grahamfarish 371-500 / 502 Class 101 3Car / 2Car
　キット 　　B.H Enterprises DMU1 Class122 Single Unit
HO/OOゲージ　　
　原型模型 　Hornby Class101 3Car
　　　　　　 Bachmann Branchlines 32-285 Class101 2Car
　キット 　　D.C Kit BR Class101 Metro- Cammell DMU
Oゲージ　　　　　
　原型模型 　Bachmann Brassworks BR Class101 2Car
　　　　　　 Skytrex Model Railways Class101 D.M.U
　キット 　　Westdale Coaches Carriage Kits Class121/122 Single Unit
Gゲージ(64mm)
　原型模型 　Garden Railway Specialists Class121 Diesel Rail Car