アイザワ・オフィス(キャラ物をリアルに)

 製品化されているキャラ物をリアルに仕上げるには、艶消しのクリアを吹くか、汚しを結構強めにするかになりますが、今回はその両方をやっている作品になります。まず初めにスクラップ調のヨゴシを行うのですが、筆を丁寧に塗るというよりはこすりつけて、塗料をこすりつけるような感じで汚しを表現します。

正面
適度に汚す塗装は結構難しく、全体的にはうっすらと刷毛を運び、所々でアクセントとなるように筆で強めに色を重ねてゆくと適度に汚れます。
意味不明な数字をササっと書くのも落書きの車両を演出します。
ランプがなんとなくいい感じです。
側面の「10」は何か意味があるのでしょうか。
顔の色も塗り替えて、プラ臭さを無くしています。

スクラップ手前くらいの模型に仕上げるのは意外と楽しいかもしれません。よくきれいに仕上げる方法は聞きますが、汚れを表現するにはまず汚れ方の実物を見て学ぶのが近道です。

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