11. オリバー(Oliver GWR No11)

オリバー(Oliver GWR No11)

「オリバー」は、「ダック」と同じくGWR(グレートウェスタン鉄道)からソドー島にやって来たタンク機関車です。1400 Class別名「Auto Tank」と呼ばれ、帰りに機関車の向きが変えられないターンテーブルが無い支線などで「Auto Coach」という制御運転台付き客車とセットで使われることが多いようです。オリジナルの物語には「イザベル」という「Auto Coach」も登場しますが、TVシリーズには登場していません。

 Nゲージのキャラクター製品は無く、原型模型はDapolから1400 Classが発売されていましすが、限定的な生産で再販待ちが多いです。出来は記念すべきDapol社のNゲージ進出の第一作で良く出来ています。

 OOゲージの原型模型は、 Airfixに発し、その後はNゲージと同じDapolから発売されていましたが、90年代の終わりから金型がHornbyに移行され、その後は全てHornbyブランドで販売されています。遅れて2004年から原型模型と同じ金型を使用した本格的な?顔つき「オリバー」がHornbyから発売になりました。普通のシリーズの1400 Classと「オリバー」の違いは台枠下の配管の有無です。価格はあまり変わらないのに、1工程飛ばしたのでしょうか。Hornby製品のボディパーツはスペアパーツして販売していません。こだわる方は原型模型を別に購入して、配管を移設して下さい。と、言うまもなく、2011年カタログから落ちてしまいました。最もリアルな「きかんしゃトーマスシリーズ」製品の一つだったので、とても残念です。Bachmann USAからも2017年に発売になりました。TVシリーズに忠実なためか、原型とは細部が少々違っています。好みの分かれるところです。

原型模型は DJ Models から新しい完成品模型が発売になりました。作り分けも多くスーパーデティール「オリバー」の製作は容易です。

 Oゲージはホワイトメタル製のボディを持つSpringsideのキット製品が昔からあり、そのまま組んでもウェイト十分で、とてもよく走ります。最近は金属製の完成品模型も限定で出回っています。軸配置が0-4-2と日本ではなじみがありませんが、英国では割とポピュラーな機関車の一つで、No1ゲージやより大きなインチゲージの模型でもキット製品や特製品の完成模型がいろいろあります。

保存鉄道 South Devon Railway を走る 「オリバー」の原型 14xx Class
Ogauge Springside Kit 改造品, Hornby OOgauge , Hornby OOgauge, Dapol Ngauge
HO gauge Bachmann USA 58815
OO gauge DJ- Models. H1404. 14xx. N°5808 GWR Shirtbutton
5” Gauge(127 mm) Modelworks GWR14 GWR 14xx Class Tank ライブスチーム

Nゲージ    
 原型模型  Dapol GWR 14xx 0-4-2 Auto Tank
 キット   Langley Models B9 GWR 14xx + Auto Coach ボディキット  
HO/OOゲージ
       Hornby R9070
       Bachmann USA 58815 
 原型模型  Hornby GWR/BR 14xx Class
       DJ Models GWR/BR 14xx Class 
Oゲージ     
 原型模型  RPM Model Locomotives GWR/BR 14xx 0-4-2 Tank
 キット   Springside GWR 14xx 0-4-2 T ホワイトメタルボディ
       Modern Outline Kits GWR 14xx Class ブラスキット
No1ゲージ
 原型模型  Finescalebrass GWR 14xx 0-4-2T Class
       RPM Model Locomotives GWR/BR 14xx 0-4-2 Tank ラジコン
Gゲージ (64mm)
 原型模型  Garden Railway Specialists DS1508 GWR 14xx Class

関連記事一覧