OOゲージ ( 4mm Scale 1/76 )
イギリスで最も普及しているのはOOゲージ1/76 16.5mmのレール幅の鉄道模型です。オーストラリア、ニュージーランドをはじめ、いわゆる旧大英帝国圏では、鉄道模型と言えば英国型のOOゲージ製品を指し、米国型の次くらいに大量生産されていて、英国ポンド安も手伝い、最近の価格は日本のNゲージ製品と比べてもあまり変わりません。時代に取り残されたようだったMade in England 時代の、トイチックな文鎮模型から、21世紀になって中国製の新しい金型に変わり、日本のお客様も満足できるような精密なスケール感あふれる模型に、劇的な変化を遂げています。2大メーカー、Bachmann Branchlines , Hornbyともこの10年、非常に活気があり、欧州の他国ブランドを次々と傘下に収めながら、新しい製品を市場に送り出しています。弊社で扱う模型も殆どがこのスケールです。
完成品模型のメーカーはHornby, Bachmann Branchlines, Dapol, Heljan,に加え、近年ではRAPIDO TRAIN, DJ Model, Hatton’s, OXFORD,など新しいメーカーが参入し、珍しかった車両が精密な完成品として製品化されるようになった。
またHornbyの廉価版シリーズの旧金型製品を除けば、メーカーの競作はそれほど多くなく、いずれのメーカーも精巧な新金型製品を中心にラインナップされています。ボディはプラ製が主体ですが、最近は一部ダイカスト製の物も目立ちます。但し、昔の文鎮模型とは全く違う細部まで作り込まれ、極力妥協のないスケールモデルに仕上がっています。
廃版になった旧金型製品はHornbyではRailroad シリーズと称し、大型機関車でも低価格帯で展開されていて、走行させることが中心のファンにはとても人気があります。20~30年前にこれら廉価版と同じような模型を、英国ポンド高もあり、高額でコレクションされていた、古くからの英国型愛好者の皆様にはなんとも申し訳ない気持ちで一杯です。また旧Lima製品のボディを利用して、シャーシを新製し、バージョンアップして販売している Vi-Trainなどもあります。
かつてはマイナーな形式はキット製品や特製品が主流でした。Silver Fox Modelsなどがプロトタイプのディーゼル機関車を限定で発売していましたが、最近は大手メーカーからこのような機種が廉価で、精密な仕上げで販売されるようになり、キットメーカーなどは以前ほど元気がありませんが、特製品等のジャンルは賑やかで、大手メーカーの一部小売店限定品から始まり、先述のSilver Fox Models, アイルランドの車両を中心に展開している Murphy Modelsも次々と新作を発表しています。 また、英国型模型としては非常に高価ですが。金属製の完成品模型が、注文生産のような販売ですが、最近よく見かけるようになりました。
古い物としては、最初のOOゲージ製品と称される、Bing 製の Table Top Railway と言う、ティンプレートの模型があります。ティンプレートの金属製の道床とレールが一体のような軌道を使用します。動力はゼンマイ式と3線の電気式がありました。
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