いざ、ジオラマ作り!第四回
第四回 素材とイメージを合わせる
素材で実現可能なところまでは理解したら、次の段階として素材を見て再現可能なバラバラだったイメージをもう一度再考証して、全体的にイメージを再度固めて一つの絵になる事をイメージすると良いと思います。メモ書き程度の配置図を描いていても良いかと思いますが、作業の中で合わせるので詳細な設計図は必要無いと思います。
当然の事なので、あえて書きませんでしたが、常連の方たちから質問されたので改めて書きます。植樹をする際は”時間”はともかく大体の「季節」は決めておく方が良いです。季節ごとに植物は変化しますので、春夏秋冬の季節感は大切な要素です。さらに欲を言えば、植物の種類によって季節によって葉っぱが落ちやすかったり、花を咲かせたりもするので、植物の知識もあるとよりよく”その時”を再現する事ができます。
<建物>
建物はすでに出来上がっている物はそのまま使うのもよろしいですが、汚しや色を変えたり、ウォッシングをして使用感が出るように演出するとさらに良いと思います。注意としては、汚し等をする場合、気分が乗ると「ついついやり過ぎてしまい」景色に溶け込まなくなってしまうので注意してください。
また、建物を作る場合は各メーカーから出ているキットを組み立てたり、フルスクラッチで作るとオリジナリティのある模型の雰囲気を楽しめます。
<樹木>
すでに出来上がっている物を使うのもよろしいですし、自分でキットを組み立てたり、小枝を拾ってきて作るのも良いと思います。結構、木は使うので少し気持ち多めにあるといいかもしれません。
<人>
買ってきてそのままを加工して使うとそのパッケージのイメージ通りになります。裏ワザとしてガンダムマーカー等を使って服や髪、人形の持っているもの等の色を変えてみると同じ人形でも違う雰囲気になります。
それではスタッフのNさんによるジオラマのイメージを話して頂きましょう。
「既成のストラクチャーを使うにはスペースが狭すぎるので自作します。人形塗り替えのアイディアは参考にしたいと思います。」
一つでもイメージの建物などストラクチャーがあるとそれだけで満足してしまうものです。ベニヤ板の上にストラクチャーをいくつか置いてあるだけで雰囲気が出るので、ジオラマを作らないで走らせることに重点を置いている方には雰囲気づくりに建物を置くのも良いかと思います。