いざ、ジオラマ作り! 第二回

第二回 イメージを固める

 テーマとサイズが決まったら、次は「イメージを固める」という事が作品を作るうえで大切な要素となります。スタッフのテーマに則して、前回の補講で資料等を見て作品の要素に山を中心に作るのか、その時坂を作るのか、川は作るのか、はたまた海も作るのか、たくさん知識が入った分だけイメージが膨らみますが、ここは「グッ」と堪えて要素は1つ~多くても5つくらいまでとしてください。あまり再現したい要素多いとなんだかわからなくなってしまいます。特に鉄道模型の場合、個人的に思う所ですが、リアルな車両とデフォルメの効いた風景が鉄道模型のジオラマの魅力の一つだと思います。リアルな風景にしてしまうとかなり大きなサイズになってしまうので、その点は注意してください。

 また、走行中の事故(坂を上らない、下りでスピードが出すぎてしまう、カプラー開放等)防止の観点から、線路での坂は極力避ける様にして、線路の面は平らにして、周りの景色を一段上げたり下げたりするとそれだけで高低感が出ます。特に坂を作る場合かなり緩やかに作らないと不都合が生じやすいので、坂の距離はかなり長くなります。

 また、高低感を出すには草木を植えたり、大小の建物の配置など、気を使うと躍動感のある作品になります。当店のジオラマはそのように出来ています。

手前に大きめの木、奥に小さめの木 鉄道の走る線路は平らなれども道路は急坂 (高低感の表現)
鉄道線路に坂が無い分上段と下段にそれぞれ別のレイヤー(系統)ととらえると、坂を意識しなくてもよくなります。
手前木のところを盛ってあり、奥のごちゃごちゃしたところは下げています。

 今回もスタッフの方(Nさん)に作品のイメージを伝えて頂きましょう。それではよろしくお願いします。

「あまり詰め込みすぎは良くないとのことですが『限られたスペースの中に出来る限り色々な要素を詰めこみたい』と前回宣言した通り、機関庫と川と山と駅を入れたいと思ってます。」

A3サイズで4つの要素を入れるようですね。どのような作品になるのか今から楽しみであります。

どのようなものでもイメージ化させることは大切です。例えばピクトグラムのように、パッと見ただけでも必要最小限度の情報量でその意味を万人の人が理解出来るのは共通のイメージ化されているという事になります。

 まずは頭の中に知識を入れてイメージを膨らまして、何を要素として取り入れるか選定する事が重要です。

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