いざ、ジオラマ作り!第六回

 第六回 実践(2)

 今回は前回に引き続いて実践なので、Nさんの作業の手順を追う事によって何かしら知る事が出来ると思いますので、ぜひ色々と伺って見てみましょう。

 前回のあらすじは

1、まずプランを紙に書き出す。2、使いたいストラクチャーの配置を決める。3、ベースとなる下地に高低差を出し、線路を固定出来る様にベニヤ板をかませる。4、必要なところはそのままとして不要なところを切り落とす。

以上が前回までのあらすじです。

 それではよろしくお願いします。

Nさん「 今回は線路の位置を決めて、作品のイメージの全体像をつかみます。 そのあと線路に半田でフィーダー線(リード線直付け)をつないで、実際に電気を流せるようにします。ドリルでボードに穴を開けてそこにリード線を通します。」

全体のイメージをスケッチします。
川にする部分の地面をくり抜いて線路を張ったところです。ここのポイント(分岐)は間違えるといけないので、両絶縁にしてあります。この位のポイントだと片側絶縁でも事足りますが、「ポイントをいくつか使ってある程度複雑化してくると片側絶縁だとわからなくなってしまうので、両側絶縁に初めからする癖を付けておくとショートの心配をはじめからしなくていい」と諸星昭弘先生が仰っていました。
線路の脇に穴をあけて、リード線を通します。 必ず線路の外側に半田付けしてください。
作業がわかりやすい様に赤と黒の線にしてあります。
線路にリード線を直接半田付けします。
(このジオラマの場合は円周の何処でリード線をつないでも問題ありません。しかし、線路の展開が複雑化すると電気の供給もどこが理想的なのかを考える必要があります。)
半田付けは必ず線路の外側に付けてください。内側だと脱線してしまいます。
ガイドの穴をあけます。ここにリード線を入れます。
スタイロフォームの上にA3のパネルを重ねてリード線を外に逃がします。

線路が決まると景色の工程に移ります。

「これからようやく地形や地面等ジオラマらしい作業に入れるので楽しみです。」

これより先の工程はまた次の回に。

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