アイザワ・オフィス(メイビスとウェザーリングと私)

   今回から、Bachmannのトーマスシリーズの加工になります。とても参考になると思いますので、作品を見て心が揺れたら是非試してみてください。

Bachmanの車両は全体的に艶があるのですが、今回のアイザワ・オフィスの作例では車両の艶を消し、かつ顔の色も塗り変えて撮影用の車両の様にしています。さらに軽くウェザーリング(天候などによる自然な汚れ)を施して、採掘場で活躍しているメイビスの雰囲気を出しています。

左前面(撮影に使った車両かと思いますね。目はちゃんと艶があります。)
左側面(艶消しとウェザーリングが施されていて、ほこりっぽい感じが良く出ていて鉱山で働いている感じがしています。)
左後部(艶消しのスプレーを吹くだけでずいぶんと落ち着いた印象になります。)
右後方(ステップやドアのところはドライブラシの効果が良く出ています。)
右側面(何色か色を重ねると土埃や泥汚れ、雨だれなどドライブラシで汚れを再現すると面白いのですが、何事もやり過ぎに注意です。)
右側面(口の白い感じがそっくりですね。)
微妙にヨゴシをしていて随所にリアルに見えるように塗装をしています。

 車体全体には、艶消しクリアーを吹いて、ドライブラシもしくはウェザーリングマスターなどで汚しを施すと大体作品のようになります。

ウェザーリングのコツとしては色々やり方はあるのですが教科書通りにお伝えすると以下の通りになります。

・”雨だれ”を再現したい場合は、刷毛を上から下に運んでください。

・”埃”は上に堆積するので、上面を中心に刷毛を動かすと埃が乗っているように見えます。

・”泥汚れ”は下から上に跳ね上がるので、刷毛を下から上に運んで再現してください。

これらをする事により車両が急に生き生きとしてきます。

 ウェザーリングはコツをつかんでくるととても楽しい反面、汚しすぎてしまうと「かえってやらなければよかった」という事になってしまうので、何事もそこそこにしてください。ある程度で終わらせることが、”いい感じ”に仕上がる近道です。作例を参考にウェザーリングを楽しんでみてください。

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