作る人が作ると 2

 ジオラマを作る人が作ると本格的な作品に仕上がるというのは前回の記事でご紹介しましたが、今回もその続きです。

今回も、ジオラマ作家は諸星昭弘さんです。

 今回の作品も適度にストラクチャーやキャラクターの要素が詰まっており、適度にデフォルメされているので、作品自体に躍動感がある様に見えます。

前回の風車同様に、クレーンのクランキーはガチャポンの製品ですが、塗装や色々と加工したものだそうです。こういったおもちゃに属する出来の物も塗装や配置の仕方によって、ジオラマ上が生き生きしてくるから不思議です。

今回は港です。大して奥行きも無いのに港の要素が上手くまとまっているので、港の要素が沢山あります。
クレーンの張線がかっこいいです。またウェザーリングを施しているので、景色とよく合います。またドライブラシを施しているので、クランキーの端の部分が際立って見えます。
縁を白っぽくドライブラシをかけているので、際が目立ちます。デフォルメの効いた船がかわいらしいです。タイヤは他からの流用でしょうか
岸壁の石の表現が良いですね。石の色を結構変えた方がいい石の感じになります。
人が居ると躍動感が出ます。
岸壁とボラードが良い感じです。石の感じを出すためあえて色々な色に塗っています。さらに色をなじませて全体的に統一感を持たせるためにドライブラシを施している事が分かります。
ほっぺも塗っているのでせうか。

 デフォルメの感覚はジオラマを作るうえで大切だと思います。その人なりの味わいが出るので、ミニジオラマで練習するといいです。

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