作る人が作ると 3

 諸星昭弘先生が作る作品は意外性やデフォルメがよく利いていて、見ているだけで楽しい世界観です。どういった世界観を作品に盛り込むのかというのもジオラマを作るうえで大切なテーマです。

 ”U.F.O”と聞いて何を思い浮かべるかは人それぞれ違いますが、今回のジオラマは「トーマスとU.F.O」というタイトルでしょうか。

パトカーはアメリカの車両でせうか。 馬がひっくり返っていますが、どうしたのでしょうか。
パトカーのぼんぼりが面白いですね。
UFOは何をしに来たのでしょうか。UFOじゃなくて扇風機で嵐の撮影だったら面白いです。
岩の表現や地面の表現パトカーなどからアメリカの土地を再現しているようです。
「トーマスとけいさつかんたち」というお話 一体トーマスは何をしでかしてしまったのでせうか。
牛よけならぬ、馬よけをつけてないからという理由で、警察官がわらわら来たのは、二回目の注意だからでせうかね。

 ジオラマを見て、人それぞれ思うところがや考え方やとらえ方が違います。こういったところが素晴らしいところで、物語性を作品に持たせる事はジオラマ製作で大切な事です。特に今回の様に抽象度が高い作品だと色々と考える含みを持たせている作品は、何人かで話をすると「この人はこう考えるんだ」と人それぞれで作品の感想が異なります。このように小さくても含みのある作品を作れるようになりたいものですね。

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