塗装と修理と私(2)屋根の表現

 今回は建屋の塗装の屋根になります。

エナメル塗料を薄くしてスレートの屋根の感じを出していきます。

下地はライトグレイのラッカーなので、エナメル塗料がよく伸びます。そのため、ダークグレイをやや薄めにしたエナメルを塗ると色の濃淡がついてスレートの様に見える様になります。今回もきれいに塗るいうよりはまだらになるように筆を運ばせます。

「だいたいでいいです」という話でしたが、塗って頂いた方の性格が良く出ていて丁寧にスレート部分を塗られています。
きれいに塗装できています。若干ですが濃淡が出ているのがお分かりいただけるでしょうか。
今度はウッドブラウンで木や錆びていそうなところを塗っていきます
何やらドアの様な板もきれいに塗っています。写真を撮るため、あえてカメラを意識したわざとらしい手つきで塗って頂いています。
木目の様になるようにレッドブラウンで二度塗りして、まだらになるようにします。
今回はエナメルでドライブラシです。ドライブラシは塗装というより、縁の協調なので、白に近い灰色や黄色などを状況や下地に応じて選んでください。今回は下地がダークグレイなので、色はライトグレイです。パサパサと刷毛を何度も往復させるとスレートの角が強調されます。
縁だけでなくスレートの面のところも軽く刷毛を往復させるだけで、縁と面がなじむので、より自然な仕上がりになります。
縁のところもしっかりと塗ると全体的に一体感が出ます。
スレートの感じが出ました。
くたびれた感じを出すのはセンスです。

はじめてでも何度か試してみると、汚し塗装に慣れますので、やってみてください。

多少なりとも、絵心がある方だと上達は早くなります。

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