常連さんアワー(第七師団の巻きVol.1)

 誰が作ったか知らないが、言われてみれば確かに来ている常連さんアワーのお時間がやってまいりました。新春故外は寒いですが、熱い情熱をもって作品を作られている方の作品紹介になります。こたつとみかんも良いですが、初詣でのあとに少しの時間模型の事について考えるのも良いかなと思えれば幸いです。

 今回はペンネーム”米さん”の作品になります。二回シリーズになります。

 ピーター・サムとサーハンデルを3Dプリンターにて作られたそうで、わざわざ遠方より作品を持ってお越しになられました。どこから来られたかはタイトルで分かるかと思います。

作品のスケールはOゲージで、ボデーは3Dプリンターで素材はレジンになります。

 車輪は鉄道模型用の車輪を使用しており、動力は無いので現在どうすればよいのか、友人知人からアドバイスを頂いているとかいないとか。車体に描かれているラインはテープで再現していますが、手で切ると粗が目立ってしまうのでテープのカッティングマシーンをわざわざ購入されています。

 友人知人の車両の顔の色のイメージは結構暗めの灰色ですが、こちらの作品はテレビシリーズのイメージ通りの白っぽい色にしているとの事です。色の選定はどのような時も難しいです。特に塗ってみると全体的なイメージとかなりズレる場合があるので、「こんなものかな」で納得するか「いやいや」と思ってイメージに近いものを選ぶのか、これはどのような作品を作る時も同じ事かと思われます。

今回は機関車の紹介になります。

ご本人曰く「バッファー周りの塗装やウェザーリングはテレビシリーズの色を意識し、汚しも近づけている」という事です。
シリンダーやバルブギヤのところは分解して持ってくるため、省略しているのであしからず。
埴輪のような後ろ姿ですね。3Dプリンターだと積層の跡がどうしても出来てしまうので、ここまできれいに仕上げるのは大変だと思います。
従輪の小さな車輪がかわいらしいですが、おそらくこれも3Dプリンター等で再現されているようです。
顔は写真だと若干白っぽく見えるかもしれませんが、実際はもう少し落ち着いた色です。
「あっ汽笛と煙突が取れちゃった」
「ちょうどいいのが有った」ってちょっと違う。
「これじゃないんだけど」
「なんだかしっくりこない」
「どれでも好きなものを選んでたもれ」
サーハンデルとピーターサム
こちらもバッファーの作り分けをされています。ウェザーリングの場合、いつもヨゴシを再現する時ついつい効果が出始めるとやり過ぎてしまうので、そこそこで止める事が良い作品に仕上がる第一歩になります。
こちらも上記理由でバルブギアは省略れています。
こちらの背中はどこかの某テレビ局のキャラクターのような背中です。
従輪が特徴的なサーハンデルです。
連結器周辺の出来が良く出来ているので、そっちに目が行ってしまいます。
「オスッ、おらサー・ハンデル!」番組が違いますね。
たくさんの顔を3Dプリンターで作られたそうですが、このように並んでいると某人気キャラクターのポテトに似ていると思うのはわたくしだけでせうか。

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