塗装と修理と私⑴はじめに木目塗装

 キットを作るの場合、塗装はかなり重要な作業工程の一つだと思います。塗装の良し悪しで作品の出来が大きく左右されます。今回は以前から模型作りに興味を持たれていたお二人の方達に塗装を手伝って頂きました。建屋側面の木目を担当される方と屋根を担当される方になります。

今回は、木目を担当される方になります。

基本はスプレーで単色塗をおこない屋根はダークグレー、建屋側面はウッドブラウンで塗ってその上に、エナメル塗料でウォッシングとドライブラシを行ってウェザーリングの様な塗装を行っていきます。

まず初めにドライブラシで壁面を塗装します。この時、筆に少量の塗料がかすかに残っている程度になるまで、ちり紙のようなものでこすって、塗料を調整します。

まだらになるよう、濃淡をつける感じで刷毛を動かして塗装します。

一回目は下の①写真の様になります。

①塗ってから写真を取り忘れている事に気づきました。

二回目として少し朽ちた感じになるように、かなり薄め(白に近い)の色の木の色で再度全体を均すように塗ってい行きます。

②濃淡がつくと木目の様に見えます。
③こちらはだいぶ木のような色合いです。
ドアと窓もこのような感じになるように塗装しますが今回は木目です。

 初めてと伺っていましたが、結構朽ちた木の感じが出ています。木目調になる塗装はきれいに塗る事を意識しないで、刷毛目を残していくようにすると ②③④の写真の様に 見える様になります。初日ではこれくらいにして塗装が完全に乾くまで少なくとも一日以上置くことをお勧めします。その方が塗膜がしっかりとして、仕上げが上手くいきます。

次にどうするかは完全に乾燥すると色調が変わるので、今回はここまでです。

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