Kirkのキット制作対決!(つはもの来たる)

 以前より企画でKirkのキット対決で仕上げてこられた方の作品の紹介になります。時代設定としては1939年頃から1950年頃のLNERのTEAKCOACHをイメージして作られたそうで、新品の車両というより使い古された感じを出した作品として仕上げられたそうです。

 製作者のご趣味のAFVの持ち味を活かしてウェザーリングを施していますが、汚しすぎると全体的に暗くなってしまうのでそこそこで止めているところがミソです。

車体の基本塗装はラッカーの黒を吹き、そのあとに下地の黒を活かせるようにレッドブラウンを吹きます。

木目の再現にはエナメルで、レッドブラウンや灰色等を混ぜて筆塗をしてまだらになるように筆の毛先を使って塗ります。

屋根はジャーマングレイを吹き、アクリル塗料のレッドブラウン等で汚しを施していきます。

側面(全体的にすすけた感じがします。特に台車周りのさびた感じが長い時間風雨にさらされた感じがします。)
枠のところはガンダムマーカーの金色を使っているそうです。
何色も重ているので、重みのある感じに仕上がっています。
車体の台枠部分はマルーンではなく艦底色に塗装し、さらにウェザーリングを施しています。
細かなところまでウェザーリングが施されている為全体的に使い古された感じが出ています。
バッファーがメタリックで塗装の剥がれた感じを出しています。
全体的にすすけた感じを出すため、軽くドライブラシにメタリックを軽くかけると良いそうです。
左新品のイメージ、右今回の使い古されたイメージ

 プラモデル作りは塗装によっていろいろな表情になります。特にその人が得意とする分野だと、個性が一段と際立ちます。イメージをいかにして作品に活かせるかがカギになります。

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