第一回の補講(資料との接し方)
テーマとサイズについてお話ししましたが、資料が有ると無いとではずいぶんと違いますので、参考になればと思います。ちなみに当店スタッフのジオラマの場合だと以下のような資料が適当と思われます。
注意すべきは参考にすべき情報量はある程度絞った方がジオラマ製作の助けになります。あまり情報量が多いと、かえって焦点を絞ることが出来なくなってしまうので注意してください。地形などはボードのサイズもあるので参考にするのは1~3か所位が妥当と思われます。ただし、植物やその場所特有のアクセントになりそうなところは、資料の情報量は多い方が雰囲気や精度が上がります。
ジオラマを作る際は一つのお皿に料理を盛る感じに近いので、どのような作品にするのかは人それぞれだと思いますが、要素を盛り込み過ぎると何を表現したいのかわからなくなってしまいますので、盛り込む欲は少なくしておいた方が方向性が定まります。
参考文献
Peter Johnson An Illustrated History of the FESTINIOG RAILWAY(OPC Gordon Ruston 2007).p96-97
Peter Johnson An Illustrated History of the Snowdon Mountain Railway(OPC Gordon Ruston 2009).p38-39