2. エドワード(Edward the Blue Engine No2)
原作絵本の第一作目は「3台の機関車」と言う「エドワード」が主役のお話から始まります。1作目には「ゴードン」らしき大型機関車も登場しますが、未だ名前は紹介されません。「きかんしゃトーマス」と言うお話の題名は4作目からで、それまで「トーマス」は登場せず、この「エドワード」が主役です。 4-4-0の軸配置は英国の...
原作絵本の第一作目は「3台の機関車」と言う「エドワード」が主役のお話から始まります。1作目には「ゴードン」らしき大型機関車も登場しますが、未だ名前は紹介されません。「きかんしゃトーマス」と言うお話の題名は4作目からで、それまで「トーマス」は登場せず、この「エドワード」が主役です。 4-4-0の軸配置は英国の...
物語の中で改装された後の「ヘンリー」はLMS Stanier Class5 (通称 Black 5)が原型です。改装前の形式は、GNR Ivatt Class とLNER A1を掛け合わせたような、アトランティック型機関車に見られるキャブ側の火室がなで肩なのが特徴です。 Nゲージ製品は日本のTomixか...
フライングスコッツマン(Flying Scotsman)で有名なLNERのA1/A3型機関車が「ゴードン」の原型です。ドームが円形なので、初期型A1 Classと思われますが、何故かテンダーは英国サザン鉄道のSchoolsクラスやLMSのFowler テンダーの様な形をしています。従って原型模型を使用して...
英国の文献では「ジェームス」の原型はL&YR Aspinall Class 27/Hughes Class 28 2-6-0 with Fowler tender, だそうです。とは言え台枠廻りのデザインがかなり違いますので、物語の原作者「オードリー氏」の作った模型を見る限りは氏のオリジナル度がかな...
「パーシー」の原型はAvonside型機関車ですが、実機は0-6-0の軸配置が多く、「パーシー」のように0-4-0軸配置の模型製品はなかなかそっくりなものが見あたりません。NBR/LNER Class G/Y9 0-4-0はキャブ廻りの形状は違いますが、ボイラ部分や車台枠廻りは似ています。 Nゲージは日...
「トビー」はGER (グレート・イースタン鉄道) 傘下のWishbech & Upwell Tram Loco が原型の牛よけ(カウキャッチャー)付きののスチームトラムです。実車には3軸仕様(GER J70 0-6-0 Class53)と、2軸(GER Y6 0-4-0 )仕様があり、HO/OOゲー...
大西部鉄道と直訳されている、GWR(グレート・ウエスタン鉄道)鉄道は1923年の4大鉄道に統一される前も後も、第二次大戦後の国有化まで唯一、一貫して由緒ある同じ鉄道名を名乗っています。 GWRは設立当時、7フィート1/4インチ(2,136mm)と言う日本の在来線の倍くらいの広い軌道を採用し、19世紀半ばに...
スコットランドからソドー島にやって来た双子の機関車「ドナルドとダグラス」の原型はCR(カレドニアン鉄道) 812 Class 0-6-0 Tenderです。テンダー付きですが、1899年製造の古い機関車で、機関車部分はタンク機関車と代わらないくらい、それほど大きくありません。 Nゲージは原型模型として、Un...
「オリバー」は、「ダック」と同じくGWR(グレートウェスタン鉄道)からソドー島にやって来たタンク機関車です。1400 Class別名「Auto Tank」と呼ばれ、帰りに機関車の向きが変えられないターンテーブルが無い支線などで「Auto Coach」という制御運転台付き客車とセットで使われることが多いようで...
「いじわるなディーゼル」をはじめこれらのキャラクターの原型はBR Class08 Shunterです。入換用のディーゼル機関車で1940年代から現在まで使用されていま す。黒一色の「いじわるなディーゼル」のルーツは1930年代のLMS 7000 Diesel -Electricまでさかのぼった方がよいかも知...