It’s a wonderful 諸星 World.

 「模型を作る」と聞くと様々なものを連想します。素材もプラスティックや紙、金属等々があります。殆どの場合はキットとなって製品から作る方が多いのですが、キットからではなく、素材からオリジナルの作品を作るかたがいらっしゃいます。今回紹介する作品を作られた方が諸星昭弘先生です。

 いつも月一で開催されているジオラマ教室では楽しい作品を作るアイディアや経験則などを踏まえて教えて頂いておりますが、こういう方がオリジナルの作品、その中でも特に車両を作るとどういう作品になるのか気になると思います。以前から、わたくし三木寅郎も諸星さんと模型やプラモデルのお話を個人的に伺っておりましたが、実際に作品を見るのは初めてなので楽しみであります。

 なのでご覧ください。

オリジナルの機関車とディーゼル機関車です。このデフォルメ感や誇張した感じなど、全体的にかわいらしさが際立った作品です。動力部分は他からの流用なのですこぶるよく走ります。
ディーゼルと貨物。実車ではなく特徴を際立たせた作品なので、模型として見栄えがしてかわいらしさが際立った作品になっています。
内燃機関の車両でせうか。これらをただのプラ板から作ると思うと気が重くなります。
この案バランスさがかわいいと思えるのがセンスですね。このようにメルヘンな車両ですが、ちゃんと動力が入っていて自走します。

 いつも模型に関しての話はよく伺っていたのですが、実際に作品を見ると諸星さんのやさしい人柄が伺えます。特にナローの話を伺った際は「よっぽど、好きなんだろうな」と思っておりましたが、作品を見ると納得してしまいます。「神は細部に宿る」と言いますから。

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