作る人が作ると 4

 諸星昭弘先生の作品は楽しい作品が数多くあります。その中には、「これは発想や着眼点が素晴らしい」と思う作品も当然あります。今回はそんな作品の紹介です。ミニジオラマの土台を景色の一部以外としてとらえるというのは、なかなかできないもので、自分で作ってみるとわかると思います。

 おそらくタイトルは「ホット・ドッグ」でしょうね。

はさむパンの生地がそれっぽく見えるのですが、素材は何を使っているのでしょうか。でもパンではなくあくまで地面でしょうね。
線路の際に野菜の様に見えるモコモコがあると本当に”ホット・ドッグ”のように見えます。
ウインナーソーセージの様な色で線路を塗装すると、本当にそう見えますね。
さらにケチャップやマスタードっぽく周りを装飾するとそう見えます。
”ホット・ドッグの丘で営む車販売のホット・ドッグ屋さんでは今日も人気です”
どういう風に並んでいるのか分かりませんが、結構にぎわっています。
にぎわっているので、”人気のあるお店ですね。”

 ”ホット・ドッグ”のジオラマでもあくまで、ジオラマとしてとらえているので、人のフィギュアを並べて賑やかさを演出したり、車側面部に軒を付けることによって車で販売するお店にしたりすることで、人々の営みを演出しています。人のフィギュアの配置や車の配置で躍動感を生んでいます。ただこれがたくさんあってもせっかくの土台のホットドッグが台無しになってしまうので、いかなる時も適度な間合いが大切です。

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