手作りの楽しみ。

 Owen Bell(オーウェン・ベル)という方の名前はご存じでせうか。

「きかんしゃトーマス」のお話がテレビ番組の中で平成初頭に放送され、それに因んだおもちゃや服や雑貨などが矢継ぎ早に製品化されました。その時期のトーマスの製品のパッケージやキャラクターの製品の絵として描かれた画家のお名前です。

 正直なところ、その名前を存じ上げては居りませんでしたが、絵を見るとどこかで見たことがありました。

今回は、オーウェン・ベル氏の描いたトーマスの絵本の中に登場する給水塔を作られた方の作品です。

この給水塔は汽車の絵本にもテレビシリーズにも出ていないのですが、オーウェン・ベル氏の絵本の中に出てくるそうで、トーマス好きの界隈の中ではある程度有名だそうです。

給水塔本体は厚紙、給水用ホースはストロー、煉瓦は煉瓦シート、植物はフォーリッジクラスターを使ったそうです。
結構植物は這わせるのは大変で、接着剤が固まる前に気を抜くと取れやすくなってしまいます。この作品はしっかりついていました。
特徴ある屋根は段ボールの内側の波の部分を使ったそうです。
塗装はアクリル塗料を筆塗りしたそうです。
給水塔全体にウェザーリングやドライブラシ等で汚しを行っている為、陰影がついて立体感が出ています。
実際ジオラマの中に置いてみました。おそらく絵本の中ではこのような感じになっていると思われます。

手作りでお話の中の物が再現できるのが模型の醍醐味ですね。

煉瓦等のスケールがあっているので、ジオラマの中に置いても特に違和感がなくすぐ世界観を再現できます。

今回は結構マニア向けですね。

関連記事一覧