Class 4P

 1925年にHenry Fowlerが技術士長になって以降、LMSに新たな標準となる機関車を作ることになりました。このClass4Pもその最たる例で、大都市から大都市を結び郊外から郊外へ広がりつつあるLMSの都市交通網中でも都市近郊を効率的に走るタンク機関車として設計されました。この機関車は1929年3月12日にDerby Worksにて就役し、国有化後に42334号機と名前を改められ、1962年5月19日にマンチェスターに送られ、1965年のクリスマスに運行を終了しました。

タンク機関車と言えど、大型のタンク機関車であると同時に混合編成で走る時もあったので、様々な車両を牽引可能です。

模型としては最近の金型ではないですが、スムーズに走ります。

DCCソケットは8ピンになります。

左前面(Fowlerの典型的な顔つきの機関車です。楕円のバッファーが目を引きます。)
左側面(ベルペア火室に長いボイラー、2-6-4の軸配置、見るからに加速のよさそうな機関車です。)
左後部(石炭庫の運転席から格子越しに見る風景は、見づらくはなのでしょうか。)
右後部(よく見たら脱線してましたね。)
右側面(日本のC11と軸配置が同じですが、全然似てないですね。)
右前面(何を引かせるかで見え方が変わり、さらにタンク機関車なので、使い方によっては今見ている面が後ろになります。)
キャブ内(見えないですが、計器やパイプなど色注ししてあります。)
上部
正面(国鉄になるとナンバープレートを煙室の中央ちょっと上にするのは日英共通の考え方なのでしょうか)

 タンク機関車は多くの人が思っている以上に力持ちで、加速が良いというのを聞いたことがあります。その理由としては、動輪に水の荷重がかかり、結果として粘着性があがるため、牽引力と加速か良くなります。テンダー機は炭水車それ自体が重い荷物と同じなので、加速はそれほどでもないそうです。

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