Wisbech & Upwell Bogie Tramcar

 Wisbech & Upwellと聞いてうなずける方は、かなり英国の鉄道の知識のある方です。でもトーマスシリーズのトビーの原型が走っていたところというと、多くの方はイメージできたのではないかと思います。ついにこのような車両も模型化されました。今からおよそ100年ほど前の1927年には旅客輸送をやめており、1966年に正式に閉鎖されるまで、貨物輸送を行っており、きかんしゃトーマスのお話に似た歴史をたどっています。

 模型としては手すり等は細かく出来ており、この車両の特徴をよくとらえています。ライト類は点灯せず室内灯も無いようです。最もこの時代の事を考えると照明はランプくらいなので、今の感覚だとほとんど真っ暗に近いと思います。

英国の客車としては珍しくデッキが付いてしかも段が付いているので、一瞬どこの国の車両かわからなくなりますが、路面の客車なのでこのような客車になるのは致し方ない事ですが、バッファーの丸い形状は英国式です。
短い客車にボギー台車なので、車輪同士が狭くそれが魅力的に思えるのでしょう。
手摺の格子が細かく出来ていて実にかっこいいです。
細かなつくりの手摺もそうですが、天井の作りもなんとなく実車の感じが出ています。あと油灯のガラスも雰囲気のある作りです。
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床下もごちゃごちゃしておらずすっきりしています。
こうするとなんとなく雰囲気が伝わってきます。
このような路面蒸気機関車だと、ゆっくりな感じで優雅に走っていたのでしょう。さらに客車も何両か引いてさらに貨物も混成で引いていたようなので、編成としてはデコボコした感じになったようです。
ご期待に応えるとこんな感じです。なんとなく雰囲気はつかめている感じです。トビーの後ろはヘンリエッタとは違いますが、人形劇時代の雰囲気はあります。

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